プロ野球で、相手チームのピッチャーが交代するときに流す曲がある。いわゆる「ノックアウト・テーマ」というやつだ。阪神だったら「蛍の光」とかなわけだが、日ハムはこの「ナナ・ヘイヘイ・キス・ヒム・グッバイ」を使っている。(他のチームでもあったかな?)

 


腹立つ音楽(笑)

 

「蛍の光」だとさすがに嫌味が過ぎる気がするが、この曲だともう少しスマートな感じがするね。MLBのどこかのチームも使っていた気がする。




こっちが本家。
もちろん野球の歌ではなく、
「彼は君を愛してない。これからは僕が君のそばにいる。
さあお別れのキスをしてくるんだ」
という内容。

もともとこの「スティーム」というバンドは実体がなく、この曲も他人のレコードの穴埋め用に作られたものだったらしい。しかも当初は2分ぐらいの長さだったものを、無理やりに4分にしてしまったのだとか。たぶん途中のドラムソロから先が後付部分なんだろうな。

steamnaheymagic

 

しかし曲自体は奇跡的に良いデキだった。なんとビルボードでトップを獲得してしまったのだ!

全編に渡って響くヴィブラフォンは美しいし、なにより「Na Na Na Na…」のコーラスはキャッチーですぐ覚えられ、野球場で歌われるのもわかる。




こういうカヴァーもあった。
みんなモントリオール・カナディアンズのシャツを着てるということは、
カナディアンズと関係ある番組なのかな。

 
そういえば、ホッケーアジアリーグでも、相手チームの選手が乱闘してペナルティ・ボックスに送られるときこの曲がかかることがあった。NHLでもこの曲が流れることがきっとあるんだろうね。